星・内藤邸
 既存住宅は、昭和30年に建てられた木造平屋の住宅を、昭和45年に2階建てに増築したものである。その後平成8年に、改築として1階ダイニングキッチン及び、和室を地震シェルター化する鉄骨耐震ユニット(直接構造を補強するものではない)を取付け、現在の形になっている。 この既存住宅を、施主の希望する「明るく風の流れを感じることができる快適な広さをできるだけ感じさせる空間にしたい」というコンセプトのもとに、設計を行った。
 既存のプランは北側に階段・水廻り、物入れ等のスペース、南側を居室としているので増改築案もそれにならっている。夫婦2人から2世帯5人への家族構成の変更に伴ない、1,2階ともに南東側に寝室を増築することになった。
 1階は各居室同士を繋げたプランになることに着目し、一体的な利用が可能な引き戸を多用することにより広がりをあたえられると考えた。
 また2階は上方への増築も行っている。床面積としてはロフト床の面積のみの増築であるが、屋根面を南西のテラスに向かって高くすることにより、ロフトの天井高の確保とともに2階の気積を増やしている。その大きな気積を有効に利用し、南面のハイサイドライトからの光りが隅々まで行き渡らせるために、大きな屋根の下で仕切りの無い一室空間とした。
 「引き戸」と、「上方への増築」の可能性へ着目することで、既存の平面の制約を感じさせない、施主が望む明るく、伸びやかな空間を実現した。 この増改築工事では全面リフォームであるが、既存を制約とせず有効に利用し、新たに明るく快適な空間となるよう、株式会社ホームイングによる企画・施工、THT アーキテクツが設計・監理を行った。

■建築概要: 
●既存 DATA
 規模・構造:木造、地上2階
 敷地面積 :72.52 m2
 建築面積 :37.25 m2
 延床面積:67.07 m2
●増・改築 DATA
 規模・構造:木造、地上2階
 建築面積 :50.25 m2
 延床面積:91.48 m2

■企画:ホームイング株式会社
■設計・監理: 
 建築:株式会社 ティー.エイチ.ティー.アーキテクツ
    角倉剛、八尾廣、大野高志 
 構造:山田構造設計事務所 山田泰範




  ■施工:ホームイング株式会社
  ■設計期間:2003年5月〜2003年8月
   施工期間:2003年9月〜2004年1月







HOSHI-NAITO HOUSE RENNOVATION
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