(仮称) N 邸 |
| 東京都内に建つ予定の30代のご夫婦の住宅。リビングデザインOZONE主催のコンペティションにより選定された。14坪という大変小さな敷地の中で気持ちの良い坪庭とお風呂、各階にもプライベートな広いデッキをもつ。最大限の空間利用と収納のあり方を考案しながら、愛らしい家となるべく設計が進行中。 | |||
| 建 築 概 要 | |||
| 主 要 用 途 | 住宅 | 用 途 地 域 | 第一種住居地域 |
| 敷 地 面 積 | 46.33 m2 | 規模/構造 | 地上3階、鉄骨造(予定) |
| 建 築 面 積 | 27.71m2 | 最 高 高 さ | 8.81m(予定) |
| 延 床 面 積 | 71.83m2 | 最 高 軒 高 | 未定 |
| 設計/監理 | |||
| 建 築 | 有限会社 八尾廣建築計画事務所 | ||
| 構 造 | (有)エスフォルム、長坂設計工舎 | ||
| 設 計 期 間 | 2006年5月〜2007年5月 | ||
| 施 工 期 間 | 2007年6月〜2007年11月 | ||
| phase-1 | |||
| コンペティション提出案。住宅が周囲に迫る中、北側斜線もかかる。しかも多くの収納を必要とする条件。いろんな特殊解を探る中で、敷地の奧に真っ白な美しい坪庭をもつ案を提出。狭小地の中でも気持ちの良い外部空間を確保できている点、室内における空間のつながり方等を建て主に評価していただき、設計を依頼されることとなった。
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| phase-2 | |||
| コンペティション後、建て主との打合せを重ねるうち、建て主が「モノ」を大変大切にされる方であることがわかってきた。持ち込み予定のモノの量が、ともすると生活空間を圧迫しそうな与件がわかり、どのように方向付けてゆくかかなり迷ったのだが、最終的に、建て主の価値観を尊重することにした。斜線制限により限られたボリュームの中でいかに収納を確保しつつ伸びやかな空間を確保するか?試行錯誤の末に行き着いたのは、階段のスペースを”あえて”広めにとった、縦につながる空間であった。結果、案はかなり大幅な変更となったが、建て主も私たちも満足のいく空間が得られることとなった。こうした厳しい与条件との格闘は大事である。その後の創作にもつながりそうな新たなアイデアもいくつか生まれた。写真は基本設計完了時の模型。 | ![]() ![]() ![]() |
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| phase-3 | |||
実施設計においては、折からの建築価格の高騰や規模が小さいことによるコスト高さに対応してかなりシンプルな形に設計変更を余儀なくされた。しかし、考え方を切り替え、無理のない木造3階建ての構造として外観シンプルなものとする一方で、内部においては天井高さを調整して性格の異なる様々なスペースを垂直に横断しながら豊かな空間体験を得られることを考えた。開口部についても小さな窓と、スケールの大きな窓をメリハリをつけて適所に設け、スペースを実際の広さよりも大きく感じられるよう考えた。この案をもって最終案となり、現場に入ることとなった。思えば最初期案からずいぶん多くの案をつくったものである。仕上げの色等の工夫でさらに豊かな内部空間を得られるよう現場でもさらに検討が続いている。 |
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| phase-3-2 | |||
現場における内装色のスタディ。全体の空間が小さめなため、色によって空間にめりはりをつけると共に、部屋の広さ感、その場所場所の雰囲気の変化を演出して生活空間を彩りのあるものとした方がよいと考え、今回はあえて大胆めに色を塗ることにした。外観は深いブルーとシルバーでクールにまとめているが、エントランスから順々に展開する色によって、リビングの暖かい色へと体験が連続的に変化してゆく。建て主ともよく話し合い、バランスが良く、年月と共に愛着のわくような微妙な色合いの中から色を選定した。あとは仕上がりが楽しみである。
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