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21世紀は環境の時代と言われていますが、私はこれまで常に建築を環境の一部として考え、設計を行ってまいりました。独立後最初に手がけました「小松市立宮本三郎美術館」では、町屋の残る街並みの中で明治期に建てられた築100年の大きな蔵を美術館として再生しましたが、その経験を経て、地域の文化と人々、土地固有の風土の”声”に耳を傾けながら、環境を造りゆく姿勢を自然と身に付けられたと思います。その後、新しい建物の設計に携わる一方で、既存建物改修や古民家の再生、農村での建築活動にも関わりながら、建築に『環境と語り合う感性』を吹き込むことを考えながら設計活動を続けてきました。真に豊かな社会環境を構築するためには、先進的なインターネット社会と、リアルな身体をとりまく環境全体の両方を敏感に感じとりながら社会を構築してゆく知恵と美学が重要と考えます。今後ますます環境持続型社会へと変貌する日本の社会資産となるべき、真の『環境建築』を創っていきたいと考えています。
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