設計業務について


< 目 次 >

■ 八尾廣建築計画事務所の設計業務
  1.  業務の内容
  2.  仕事の流れ
■ 設計から竣工に要する期間について
■ 設計料について
 

 

■ 八尾廣建築計画事務所の設計業務


私たちはトータルな広い視野をもって設計しておりますので、設計において独創性に優れたアイデアをご呈示するのはもちろんですが、建物と周囲の環境、近隣との関係や、建物の建つ地域の文化的な文脈への対応を心がけて総合的により良い環境を創り出すことを具現化していきます。これまで公共建築や住宅の実績において、建築の賞だけでなく、都市景観賞やまちなみに関する賞をいただいていますのは、小さな住宅においても、またある程度の規模以上の建物においても、私たちが建築の設計を環境の創造と考えていることの表れであると思っています。
住宅の設計に関しては、建て主とよくお話し合いをする中で潜在的なご要望を引き出し、建て主が最も大事とする部分をいくつもの案としてご提示しつつ、きめ細やかな配慮をもって細部まで丁寧に設計をさせていただいています。またご家族のこれからの変化に対しても大らかに受け止め、対応していける空間を考えています。永く愛される建物をこれからもつくり続けていきたいと思っています。
以下に、私たちの業務の内容と仕事の進め方についてご説明いたします。


1.  業務の内容
2.  仕事の流れ


 

1. 業務の内容          

 

私たちの仕事は建築の設計を主としておりますが、環境に関わるあらゆる計画や調査をも業務の範囲としています。
以下に私たちの業務の内容をまとめてみます。

1)建築の提案と設計:
個人住宅、集合住宅、商業建築、公共建築、オフィス、複合施設、既存建物の増改築などあらゆるタイプの建築に対して優れた提案を行います。
当然のことではありますが、私たちは特に建築を社会的資産と考えており、永く愛され続ける建築を創ることをモットーにしています。そのため、設計においては建物の耐久性、飽きのこないすぐれたデザインを心がけ、建物竣工後においてもアフターケアにおける丁寧な対応を心がけています。

2)環境への提案とデザイン:
私たちをとりまくあらゆる空間への提案。既存建物や環境に対する調査及びコンサルティング、インテリアや色彩、家具デザイン、グラフィックデザイン、サイン計画のご提案、都市や街、自然環境にいたるまで、私たちと環境との関係にまつわるさまざまな計画を行います。

3)都市への提案と計画:
私たちは建築と環境の集積としての都市に対する意識を持ち続けています。建築を考える時も、住宅のような単体の建築であってもその建築ひとつが将来的に周囲へ良好な影響を与えられるように考えて設計しています。町並みの再生や保存、都市計画的な視点でのコンサルタント業務もいたします。


 

2. 仕事の流れ_主に建物の設計に関して

 

1)相談 ─ 敷地調査、敷地の選定のお手伝い

まずすでに建築を建てる敷地が決まっている場合は、敷地を見させていただき、敷地をとりまく法的条件や周囲の環境からくる条件、土地の設備的な整備状況等を調査いたします。もしこれから敷地の選定をなさる場合も私たちはご相談を受けてアドバイスさせていただきます。敷地の条件としては、以下の項目があり、いずれも選定にあたって充分把握される必要があります。
a) 法的な条件  
敷地に建てられる建物の概要(延床面積、建築面積、建物形状など)に対する制約がかかります。この条件によっては、お望みの建物が建てられない場合もあるので、大変重要な条件です。
b) 地盤の状況
一般的に、地盤がしっかりしているほど建物の基礎は軽微に済みます。建物基礎の形状は、建設費に大きく響きますので、敷地の地盤の状況をある程度把握することが重要となります。周囲の建物を建設する際のデータが役所に保存されていますので、私たちが調査して構造の専門家と共に敷地の地盤状況を推定します。
c) 設備的な条件
敷地に上下水道が接続しているかどうかも調べます。例えば、上水道の接続がされていない敷地の場合、水道引き込み工事に100万円弱の金額が余分にかかりますので、工事費に影響します。
d) 周囲の環境
敷地周囲の環境により、日照の条件や窓を設けられる範囲が決まります。特に日照が冬季も得られるかどうかは建物の計画の上で大変重要です。
 土地の条件によって、敷地に建てられる建物のコスト、内容さえ大きく違ってきます。私たちはクライアントの建てたい建物の要件を把握した上で、土地選定の上でどこが有利か、またどこが不利かを明示して適切なアドバイスをいたします。
 敷地決定後は、建築設計に関わる技術的な条件を押さえると共に、敷地周囲をよく調査して、周囲の環境と建物の関係をよく把握して、よりよい建物を構想するための下地をつくります。


2)基本設計 ─ 建物の基本形をご提案、決定する

設計を始めてから2〜4ヶ月の間、私たちは建築の案をいくつもご提示していきます。お客様のご要望や敷地の条件を私たちなりに解釈した上で、いくつかの候補案をつくり、わかりやすい図面や模型、コストがシビアな時には概算などもご提示しながら、お客様のご意見をうかがいます。そうした作業を進めてゆくうちに、だんだんと建築主のつくりたい空間のイメージが引き出されて形になっていきます。私たちは空間をデザインしますが、建築のデザインとは、お客様との共同作業であると思っています。何度か打合せをして、建物の基本構成を固めると、基本設計の完了です。

3)実施設計 ─ 施工者に渡す実施設計図を作成する


 基本構成が固まったら実施設計に入ります。これはゼネコンや工務店に実際に建物を造ってもらうための指示書の役割を果たす詳細図の一式です。実施設計図をベースに建物のコストも算出されます。まとまった作業となりますので、ある程度の期間が必要となります。例えば住宅の規模の場合、図面枚数は40枚〜60枚程度となり、期間は規模等にもよりますが、最低2ヶ月はかかります。より詳細な仕上や設備機器を決定していかなければなりませんので、この期間中も何度か打合せさせていただきます。
 また、この期間中に、競争入札に参加してもらう施工会社を探します。お客様から特に推薦する工務店などがない場合は、通常3社から5社の見積をとり、競合させる競争入札の形をとります。その方がより正確に建物コストを把握できますし、競合させることでより安くいい建物をつくることができるからです。工務店の選定にあたっては、建築家間のネットワークや情報をもとに、建設技術と経営状態をしっかりチェックして問題のない工務店のみ選定します。
 さらに、確認申請の業務もこの時期に行います。建築主に代わり、建物の法規条件を把握して管轄の役所にある建築審査課に出向き、事前協議を行いながら建物の最終形を申請用の図面に起こし、書類と図面(場合によっては構造計算書も)提出して確認済み証をとります。
 実施設計が完了したら競争入札を行い、最終的にコストの調整を行って、お客様と選ばれた工務店で工事契約をしていただきます。いよいよ工事に入ります。


4)現場監理 ─ 施工現場全体をしっかりと監理


 現場に入ったら、建物が図面通りにできているかを厳しくチェックするとともに、基礎や構造のチェック指定した材料の納品検査はもちろん、現場全体のコントロールを行います。施工者の「やる気」を引き出しつつ、私たちも詳細図面を作成するなどバックアップすることによって、より質の高い建物とすることができます。現場監理をきちんと行うかどうかで、できる建物の質や機能が大きく変わります。チェック項目は構造から断熱性能、設備性能、仕上に至るまで多岐にわたりますが、それらひとつひとつを丁寧に、また厳しくチェックして必要なら詳細図を起こして施工者に指示していきます。また施工の不良な部分があればすぐに指示して施工のやり直しを命じます。
 この時期には最終的な内外装の仕上や設備機器、スイッチ類の配置も決めなければなりません。また現場ができあがりつつあるのを見て、お客様から新たなご要望が出てくることもあります。これらを製品のサンプルなどお見せしながら打合せて決めてゆく作業も行います。
 建物が完成すると、竣工検査を行います。仕上や建具などの建て付け、設備関係の動作をチェックして少しでも不良な部分はやり直しを施工者に命じます。やり直し部分を再チェックしていよいよ建物の完成となります。


5)アフターケア ─ 八尾廣建築計画事務所ならではの丁寧な対応

 建物が完成すると、引き渡しとなります。その際には、建物の保証書や使用説明書などの必要書類、建物の鍵がそろっているかどうかを確認して、引き渡しに私たちも立ち会います。施工監理を丁寧にやっても、竣工後しばらくは、木の乾燥や設備機器の動作上の不備などで不具合が生じることもあります。こうした不具合にはご連絡いただいて、私たちの方から施工者に指示を出して、修正工事を行います。
 竣工後1年たったら、施工者と設計者で1年検査を行い、建物が安定して不備が出ないように徹底します。
 八尾廣建築計画事務所は、竣工後のお客様とのおつき合いも大変重要だと考えています。設計時における充実したコミュニケーションの間に、お客様と私たちの間には大きな信頼関係が生まれますが、その後も折に触れお暮らしの様子をお伺いして、建物に不具合が生じていないかを確認いたします。私たちは、設計をした建物について一生責任をもっております。ご連絡いただければ、その建物に関するご相談にはいつでも速やかに対応します。ですから、私たちが設計した建物には一生安心してお暮らしいただけます。
 

 

■ 設計から竣工に要する期間について



設計期間は、建物の用途や規模により違いますが、ここでは個人住宅の場合に限り、設計から建物完成にいたる標準的な期間についてご説明いたします。まずは、これまでの標準的な実例の工程表をクリックしてご覧下さい。


※標準的な工程表


個人住宅については、一般的に言えば設計期間6ヶ月、工事期間6ヶ月が標準的な期間となります。設計期間6ヶ月というのは、一見長いようにも思われますが、建築主のご要望を引き出しながらよりよい住宅として最終的な図面にまとめるためには、これだけのお時間をいただきたいのです。もちろん、お客様によっては金利の上昇などさまざまなご事情でもっと早くしてほしいとのご要望があることもございます。そのような場合も私たちはフレキシブルに対応して限られた期間内でもよい設計となるよう最大限の努力をつくします。

 

■ 設計料について



<基本的な考え方>
一般的には工事金額によって設計監理料を定めた事務所内の料率表により設計監理料をお示ししてご了解を得て決定しています。木造住宅の場合は、構造設計事務所のアドバイスをもとに事務所内で構造検討を行っておりますが、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の場合は、図面作成等の作業を構造設計事務所に外注します。そのため、約10%程度の割り増しをいただいています。

<基本料率表>

 

<別途費用>
1.消費税、2.交通費、3.地盤調査費、4.確認申請料、5.中間検査費、6.完了検査費
(4、5,6 は、管轄の役所の建築審査課へ支払うものです。)

<基本料金表以外の考え方で契約する場合について>
建築主のご要望により、特殊な設計内容となり、外注や特殊な作業が発生した場合は、その実費をいただきます。また、実際には設計監理料については上記料率表をご呈示した上で、クライアントの諸事情も総合的に判断させていただいて柔軟に対応して決定させていただいています。

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